ASDと統合失調症を持ってるある女の物語

21で統合失調症を発症し、長い間精神医療や福祉の世話になって、3年前にやっと社会復帰したが…

28年分の苦しみの先は…


私は今の彼氏と親密になるまで、私にとってASDは自分の最大の汚点と思っていた。



統合失調症だってあったら辛いだろうと思われたが、飲む薬さえ合っていれば、統合失調症は健常者と変わらない生活は送れるのだ。




しかし、ASDにはADHDと違って特効薬なんぞないのだ。




そんなASDに振り回されてばかりの人生に区切りが付いたのは、今の彼氏と親密になってからである。

そう、彼氏は正式には診断は受けてはないが間違いなくASDの持ち主であったのだ。




私は小4の時に、私と同じ人間が周りに全く居ないことに絶望していた。



そんな絶望はいつまで持ってても生きるためには邪魔でしかなかった。  

だから、私はもう自分と同じ人間と会いたいという気持ちは深い深い心の底にしまい込んでいた。



表面上は、私は自分と同じ人間を探すなんていう事自体忘れていた。




しかし、28年の歳月を経てやっと、自分と同じ人間と出会ったのである。



そう…

実に理不尽しかなかった子供の頃の始まりは…


最初は私の近況だったが、ここからは過去の回想となってくる。(時系列順とはならない)



私が小4の頃からスタートとなる。 



私は、自分は皆んなとは違う生き物だと、初めて認識したのは、小4になってからである。



その時に突然やってきた。  



前日までは皆んなと同じように呑気に生きていた筈が、ある日を境に私の人生は正に地獄だったと思い知らされる事となる。



それは今思えば、ただの思春期の始まりだったのかもしれないが、私の人生の景色から色は失われ、灰色の人生と化した。 



その頃から、私は発達障害さえなければ人生どんなに薔薇色だったのかと思う毎日だった。

発達障害があるんだったら、なんで私を産んだのと親に八つ当たりでもしたかった。



そう、今の彼氏と会うまでは。

デリヘル嬢してるけど、昼職復帰しなきゃ…な


私は今は、とある界隈で有名なデリヘルでキャストとして働いてる。

2ヶ月前に障害者雇用で働いていた昼職を辞めて、サブにしていたデリヘルの方を2ヶ月間メインにしている。



とはいえ、本当はあと2年程いやもっとデリヘル嬢として働きたかったが

彼氏がこのデリヘル関連の人の為、長くって年内には辞めてくれと言われている。



私は先月だけで40万を稼ぐこととなってた。

これが普通なのかそうではないかは置いといて。



そこまで稼いだ事のない私だったので、もうお金稼ぐ手段=デリヘル嬢となっていた。



だから、彼氏に年内にデリヘルを辞めてほしいと言われた時に凄く悩んだ。 



私には統合失調症のせいで社会人経験が圧倒的に少ないし、作業スピードはかなり遅めの方だった。



簡単に入れる仕事は皆、作業スピードが早い人間が立派だという認識の仕事しかないのだ。

そんなところで働いてたら、私は職場で仕事遅いといじめられるに違いないと思ってた。



明日、ハローワークで精神保健福祉士との職業カウンセリングを予約している。

今後どうするかは明日の職業カウンセリングにかかっている。ちゃんと私の不安を払拭できればいいのだが…